動物別症例集

フクロモモンガのアポクリン腺癌

After

アポクリン腺癌は、一般的に高齢の犬にできる腫瘍です。腰下リンパ節に転移しやすく、便が出にくい・多飲多尿・肛門周りが腫れるなどの症状が特徴的です。フクロモモンガは腫瘍自体の報告も少なく、育児嚢にみられるものは極めて稀です。育児嚢に発生したアポクリン腺癌は乳腺由来の腺癌と考えられ、犬に見られるアポクリン腺癌と同様、外科摘出しても再発・転移しやすい腫瘍と考えられます。

ギャラリー

全て見る