HOME > 動物別症例集 > 6ページ目

動物別症例集 6ページ目

猫の皮膚型肥満細胞腫

肥満細胞腫とは肥満細胞が腫瘍化したもので、皮膚にできるものと内臓にできるものがあります。皮膚型肥満細胞腫は皮膚の腫瘍の中で2番目に多いとされています。発生場所は顔や首が多く、とくに耳介に発生しやすいです。治療は外科的切除が第一選択で、良性の挙動を示すことが多いようです。


ウサギの毛球症

胃の内容物がうっ滞を起こす消化器疾患で、毛づくろいによって飲み込まれた被毛が胃内で毛球を形成し、うっ滞を生じたものを毛球症と呼ぶ。症状として食欲不振、軟便、便の変形やお腹の張りなどがみられます。
発生の原因として毛づくろいのし過ぎ以外にも、食事の繊維質不足、ストレスによる胃腸運動の低下、異物などがあります。基本的には内科療法で、重度の場合には外科手術が必要な場合もあります。予防としては、定期的なブラッシングや、毛球形成防止剤の内服があります。


犬の腸重積

腸管の中にそれに連なっている腸管の一部が反転してはまり込んで外と中に重なった状態となり、これによって腸管内の内容物が通過できなくなってしまうことを腸重積といいます。原因としては大腸炎による下痢、腫瘍、異物などがあり、症状は腹部の痛み、食欲不振、嘔吐、しぶりなどがあり、基本的には外科手術が適応となります。腸重積が重度になると腸閉塞になり生命に危険が及ぶので注意が必要です。


犬の鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアは、両足の付け根(鼠径部)にある隙間から、お腹の中の内容物(臓器や脂肪など)が飛び出てしまった状態を言います。遺伝などの先天的に起こる場合と、事故などによる外傷などで後天的に起こる場合があります。ヘルニアが小さければ経過観察を行う場合もありますが、ヘルニア部分が拡大したり、臓器(腸や膀胱など)がヘルニア内に出ている場合は、外科手術が必要となります。


ウサギの軟部組織肉腫

軟部組織肉腫は皮下組織や筋肉などの軟部組織に発生する悪性腫瘍の一つです。発生部位は様々で、四肢・体幹・顔などです。この腫瘍は局所浸潤性が高く、転移は比較的低いと言われています。治療は外科的切除が一般的ですが、広範囲に切除しないと再発する可能性があります。その他の治療は抗がん剤や放射線治療などがあります。


猫の腸リンパ腫

猫のリンパ腫は消化管型と節外型が大半を占めています。消化管型は腸間膜リンパ節と肝臓に病変が認められることが一般的です。診断には超音波検査が有用です。治療は化学療法が主体になるが、反応が見られない場合は対症療法によるケアが必要になります。


アホロートルの異物

アホロートルは別名ウーパールーパーと呼ばれる両生類で、人気のあるペットとして知られています。しかし飼い方を間違えると病気になったり、まれに死んでしまうこともあります。アホロートルは目の前にあるものを飲み込む習性があるため、床材として使用される石や砂を飲み込んでしまうことがあります。便と一緒に出ることが多いのですが、サイズが大きいと詰まったりしてしまうことがあります。そのような時は麻酔による手術が必要になります。


犬の子宮蓄膿症

子宮蓄膿症は、子宮内に細菌が感染して膿がたまる病気です。元気や食欲がなくなり、下痢、多飲多尿、発熱や嘔吐などが認められることがあります。重症化するとショック症状や急性腎不全を併発することもあります。治療は、卵巣と子宮を摘出する手術です。急性腎不全やショック状態にある場合には、状態を安定させるために点滴や抗生剤の投与を行います。また、早期に避妊手術を行えば、子宮蓄膿症だけでなく、乳腺腫瘍、子宮癌の発症を予防することができます。


フクロモモンガの裂傷

俊敏性に優れ行動範囲が広いフクロモモンガは、狭いケージのなかでは落下したり体をぶつけたりしやすくなっています。相性が悪いと複数飼育の場合でも喧嘩などで傷になってしまうことがあります。そして自咬症が多い動物なので、その傷がさらに拡がってしまう可能性があります。小さな傷でも病院での消毒・抗生剤による治療が必要です。大きな傷は全身麻酔による縫合が必要となります。


ハリネズミの眼球摘出

ハリネズミの眼球が入っているくぼみ(眼窩)は比較的浅く、何らかの原因で眼球が容易に飛び出してしまうことがあります。その原因は先天性、外傷、肥満、生活環境不適合など様々です。軽度の場合は内科的治療(抗生物質・消炎剤の点眼薬や内服薬)などで完治することもありますが、重度の場合は外科的に摘出しなければなりません。もし目を気にしている様子ならば、早めに動物病院に連れて行きましょう。


<<前のページへ123456789

このページのトップへ
このページのトップへ